服の素材を意識することで豊かになった
前のエントリで、「MBのファッションコラムで服への意識が変わった」ということを書きました。
いろいろ変わったことの一つに「素材」というものがあります。
目次
「白いシャツ」一枚でもいろいろある
たとえば「白いシャツ」といっても、いろいろな白いシャツがあります。
織りに凹凸があるのか
光沢はあるのか
裾はインするような丈なのか
などなど…
光沢があればドレスっぽい要素を足せますし、ブロード織りでボタンダウンであればホッコリした季節感を足せます。
ぼくはMBのコラムを読む前は素材感を全く考えていませんでした。だから、自分でコーデを組み立てても「悪くないけどなんかチグハグな感じがする」と残念に思うことが多かったのですよね。
でも、チグハグの原因は自分だけでは気がつけないのです。
「まあ、こういうのってセンスだし、量をこなすしかないよな。」と、単純に思ってオシマイにしていました。
意識すると目が利くようになる
今まで、服を見るときに素材をあまり見てこなかったので、いざ意識するといろいろな素材の違いを感じられて楽しいです。
スウェット一つとっても、
「目が詰まって光沢もあるから、楽だけどラフになりすぎなくてよいな」
「ウールっぽい風合いだから冬の季節感が出ていいな」
「ザラッとしたコットンだから本当にラフに着たい時にはコレだな。」
とか、具体的に考えることができるようになったのですよね。
「素材=機能性」だと思っていた
今までも素材を気にしていなかったわけではないのです。
ただ、「素材=機能性=コスパ」だとしか思っていませんでした。
「麻のシャツは汗じみが目立つし、洗濯も気を使うからコスパが悪い」
「靴下は通年同じものにして、片方がダメになってももう片方だけ取り替えればコスパがいい」
「ポリエステルや化繊は静電気が体に溜まりやすいからコスパが悪い」
という、とにかく機能面とコスパ面からのみで素材を語っていたなと思うのです。
確かに機能もコスパも大切です。
エアリズムとか、ステテコとか超機能的ですし。
ただ、素材感から服を選ぶというのも楽しいということが発見でした。
他にも役に立つ服選びのネタが詰まっている本です。オススメです。