HSPとして文章力を伸ばす3つのメリット
「伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)」を読んで、文章について前のエントリに書きました。
書いてみて思ったのですが、HSP(繊細過ぎる人)にもこの技術は使えると思ったのでメリットをまとめました。
もくじ
メールが上手いと相手と程よい距離を保ち続けられる
メールは何かと問題になることが多いものです。
しかし、うまく使えば「直接だれかと折衝せずに話をまとめる」ことができる便利なツールです。
文章を書くことへの緊張がゆるむと 、文章は読み手にとってわかりづらいものになりやすい 。そういう文章が頻繁に大量にやりとりされていることが 、メ ール文書の最大の問題点だ 。メールの原則は 「わかる 」ことだ 。ほんの数行でも 、何ペ ージに及ぶメ ールでも 、公式でもプライベ ートでも 、この原則は変わらない 。
「伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)」
便利なのになぜメールが問題になることがあるのかというと、気軽に書けるがゆえに論拠などがボヤけてしまうからです。
その点、HSPの人は「論拠」「誰に向けて発信するのか」などを考慮するのは得意分野だと思うのですよね。
文章力を磨くと思考が整理しやすい
HSPの人は、気がつくことが多いですが、それを全て表現することはできません。
そこで、情報を整理する力、つまり「文章力」が必要となります。
元々、気がつくのは得意なのですから、コツさえつかめば気がつくことの内、どれが今必要なのかなどがつかめてくるものです。
それに、自分に整理する力があると自覚することで、物事の優先度に気がつき、落ち着くことができることにつながります。
相手の頭も整理してあげることができる
相手が相談してきても、その相手自身も物事を整理できていないと、場が荒れるだけで疲れてしまいます。
特に、メールなどで相手から「要領をえないが焦っていることだけは伝わるメール」なんか送られてくるとどっと疲弊しますね。
このような場合も、文章力があれば、相手の言いたいことを推測してリクエストに応えることができます。
そして、さっさと焦る仕事から距離を置くことができるのです。
今のところお試し中…だけどいい感じだと思います
今、試してみていますが、結構いい感じです。
というのも、「論拠」や「誰に向けて」を決めるために、情報を整理するという作業に集中していると、さすがに他の雑音も入らないというか、少なくなっていくからです。
HSPにとって文章力とは、考える枠組みなしに、漫然といろいろなことに気づいて疲れてしまうということを避けるスキルになるのではないでしょうか。
もう少し続けてみようと思います。